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BPO統括部

オペレーション部

合鍵センター

Q1 業務内容を教えてください。


 入社して2年3ヶ月が経ちました。入社当時は事務用デスクやワゴン、ロッカーなどの合鍵製作を担当していました。約1年前から指示書、納品書に係るPC事務も担当しています。また、完成した合鍵の封入、発送業務、その他半年ほど前からラミネーターの修理業務、パワーパンチ、ステープラ等の品種に応じた修理工場への転送業務の引継ぎをしています。依頼は個人、販売店などで、最近はネット購入も増えています。上司の「多能工であれ」という指導のもと、様々な業務を経験しています。


Q2 「やりがい」は?


 常にフラットな状態で業務に取り組めるよう、あまり深く考えすぎないようにしています。先ほども触れましたが「1つの事に突出せず、まんべんなく業務を担当し、お互い助け合える環境であること」が上司の考えなので、いろいろな業務に携わることが、やりがいになっています。また、いろいろな業務を担当することにより、仕事に区切りができるので、効率よく次に移ることができるようになりました。1つの業務を担当している時よりも覚える事は多いですが、知識も増えるので、やりがいを感じています。


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Q3 入社後、一番印象的な出来事は?


 大阪障害者雇用支援ネットワーク(ESネット)主催の「リーダー研修会」に参加できた事です。様々な会社の各部署のリーダーやサブリーダーの方々と話ができ、とても有意義な時間だったと思います。その中で『精神障碍者の特性は1人1人違うので、1人1人に対応したマニュアルを作り、平均的に教えるのではなく個々のマニュアルに沿った教え方を考慮する』という意見があり、とても勉強になりました。参加するまでは、教えてもらう側の立場しか分かりませんでしたが、教える側に立って考える事で"なぜ注意するのか""なぜ怒るのか"相手の立場や気持ちも考えるようになりました。教わる側にもストレスはありますが、教える側にもストレスがあるということ、アドバイスや注意をするタイミングが重要であることを知り、教え方、伝え方等が変わったような気がします。研修会に参加するまでは不安でしたが、行ってみないと分からない、やってみないと分からない「自分にできるのか」と思う前に触れてみなければ分からないと背中を押されたような気がします。勇気を出して一歩踏み出したことが自信につながりました。


Q4 仕事上、心がけている事、決めている事は?


 現場は指示書を出さなければ動けないので、スピードが必要です。また、ミスが無いように慎重なチェックも必要です。最終確認により防げるミスもあるので、集中して丁寧な確認作業を心がけています。もしミスがあった場合、どのように対応すればミスが防げるか方法を考え、次に活 かせるように努めています。また、先ほども少し触れましたが、常にフラットな状態で仕事に取り組めるよう、深く考えすぎないようにもしています。


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Q5 メッセージ『後輩の皆さんへ』


 過去に、相談しても取り合ってもらえず、落ち込んでミスが続き、気持ちが苦しくなるという経験がありました。発達障害の方は、声をあげずに溜めて潰れてしまうというケースがあるかと思います。人間関係が作れない不安や失敗を恐れる気持ちは、悩みをいつでも相談できる環境があれば安心できます。私もKハートに入社する前は2年のブランクがあり、とても不安でした。ハローワークを通じて準備支援を受け、仕事をする環境に慣れるため、最初は見学のみの予定でKハートを訪れました。なぜか意図せずポンポン話が進み、あまりにもとんとん拍子に事が進むので、「これは縁かもしれない」と支援者に背中を押され、思いがけず入社を決めました。正直、入社して良かったと心から思っています。ジョブコーチ有資格者の上長やPSW(精神保健福祉士)など、話を聞いてもらえる環境が個人的にはとても大きいです。合鍵製作は、機械に種キー(溝の入っている鍵)とブランクキー(溝のない鍵)をセットして削っていく仕事で、機械を操作するために手や指の力加減が難しく、削る前に鍵を斜めにセットしていないか、削った後の削り残しが無いか、確認も必要です。とても細かな仕事ですが、今思えば子供の頃、厚紙に線やのりしろを作って船など乗り物を製作していたので、手先を使うことが好きだったのかもしれません。余談ですがこの乗り物製作の話は、周囲の方々がとても関心して下さり、当たり前にやっていた遊びだったので、「すごいな」と言って頂いた事で「手先が器用」「得意なこと」に気づきました。合鍵製作は自分に合っていたのかもしれません。そこから、様々な業務を担当させて頂くことで、本当に少しずつですが、自信がつきました。Kハートという環境や多くの方々の支援の中で「きっちりやらなければならない」が無くなり「Free」になれたような気がします。これから、就業に心配や不安を抱えている人も『ここなら大丈夫。』と伝えたいです。



≪現場の上司の声≫
人はだれしも「足りないところ」があるものだと思っています。自分にももちろん欠けているところがあります。もし「困ったことがない」と言う人がいるなら、その部分をこれまで使わずにきただけだと思っています。Kハートに入社した時点で、壁にぶつかり自信を失っている人もいます。周囲の人の「できない」「普通はできる」など心無い言葉に苦しんできた人もいます。心の障碍は、見た目では分からない障碍です。その分、理解もされにくい面があると思います。だから、最初に自分に自信を持つことが大切です。自信を持てば自然に仕事にも積極性が出てきます。彼も最初は「待ちの姿勢」でしたが、最近「積極的に」仕事に携わり、働く意欲を感じます。少しずつ変わっていく中で勇気が必要な時もあります。その時に強くいられるように、その環境を築いておきたいと思っています。例えば、機械が不要になった時、他の業務ができなければならない。幅広く業務を担当することで、その入り口までは持って行ってあげたい、と考えています。また、彼の下に新人が入ったことで、自分を客観的に見ることができるようになってきたことも大きな成長です。教える立場で物事を考えるようになった事も大きいと思います。ここのところ伸びがいいので、今後、引っ張っていく存在になってくれる事を期待しています。
(BPO統括部 オペレーション部 佐々木 徹)

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