企業情報

ごあいさつ

全員がいきいきと働ける環境を

代表取締役 小川 修


障碍者の不安を取りのぞくコミュニケーション

聴覚障碍者が持つ不安とは

社内に手話ができる社員を配置して聴覚障碍者と健常者とコミュニケーションを円滑に進めています。

聴覚障碍者どうしのコミュニケーションは手話です。私はまだマスターできていないのですが、筆談したり、手話ができる社員に通訳してもらったりして、社員全員とコミュニケーションするように心がけています。

社員たちが手話で会話しているなかで、私だけ手話がわからないと、自分のほうが障碍を持っているような気分になりますよ。

反対に聴覚障碍者は、健常者のなかにいると孤独感を感じやすいそうです。健常者の話している内容が聞こえない分、自分が笑われているのではないか、仲間はずれにされているのではないかという不安を持ちやすいのだと聞きました。そうした不安を取りのぞくよう、つねに意思を伝え合うコミュニケーションを大切にしています。

社員の提案で、パトライトを設置

社員の声により、フォークリフトにパトライトが取り付けられた。

ふだんは言いにくいことや、業務の改善点などを聞くために、年に2回、面談会を設けています。面談で、「フォークリフトにパトライトをつけたほうがいい」という意見が2名の社員から出ました。動いていることがひと目でわかるので、より安全だと。すぐに社内で検討し、パトライトを設置しました。

設置するとすぐに、提案した社員が私のところにやって来て、「ライトがつきました!」と手話で報告してくれました。提案が通って嬉しかったのでしょうね。私も社員が喜んでくれていることが嬉しくて、話し合う場を設けてよかったと思いました。

自主的に行動する人材が多い理由

わからないことは聞くけれど、それ以外は自分で判断

コクヨの知育玩具「ワミー」のディスプレイ見本をつくることも。センスが問われる仕事だが、納品した店舗からは好評。

先ほどのパトライト設置の例のように、当社の社員は自分で考え、自分から提案する力を持っています。

当社では印刷以外の業務も引き受けていますが、そうした作業専門の社員がいるわけではありません。その時々で、手の空いた社員が対応するのです。
通常の作業においても、全員が協力し合って円滑に業務を回しています。自分の仕事が終わると他の社員を手伝ったり、ディスプレイ見本をつくったり、自主的に仕事を見つけ出します。

障碍者雇用の歴史とともに、受け継がれているコクヨ文化

印刷物をチェックし、肉眼では見えないくらい小さな汚れまで見つける。許容すべきか迷ったときは、リーダーの判断をあおぐ。

自主的に判断し、行動する社員が多いのはなぜか。
ひとつには、社員の声に耳を傾ける姿勢や取り組みが影響しているのだと思います。

また、リーダーに責任や権限を持たせ、現場のことは現場で判断する仕組みが、社員のやる気を引き出すことにつながっています。

そして根本には、コクヨ創業者の理念が受け継がれていることが大きいでしょう。
当社で働く中心メンバーには、八尾工場での勤務経験者が含まれています。八尾工場では昭和15年から、障碍者が業務を支えてきました。当時から受け継がれているコクヨの文化が新しい社員にも伝わり、積極的に働く姿勢へと反映されているのです。

 
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コクヨグループでは「障がいを持つことは困難なことではあるが害ではない」という考えに基づき、「障害者」ではなく「障碍者」という表記を用いています。